ワンダーボストン / Field tools 2026

2026. 06. 20

Field tools 2026


今年も昨年に引き続き6月から”Field tools”企画をスタートします。

本企画は日々制作しているプロダクトよりも自由な発想で特定の用途に根差した革の道具をスタッフ全員で考えてみよう、といった企画です

6月下旬から7月中旬の二部に分けて全18型をリリースしていきますので是非ご覧いただけましたら幸いです。


今回は店主斎藤の制作したワンダーボストンをご紹介させていただきます。

“旅に出たくなる”ファスナータイプのボストンバッグ。


試作のきっかけや工夫したポイント

以前から店頭でボストンバッグが欲しいというリクエストをいただいていて、いつか作ろうと思っていたアイデアを今回の企画で形にしました。

目指すべきボストンバッグは男性でも女性でも、年老いていても若くても格好のつくもの。何世代も渡り継がれるようなシンプルだけど味わいのある、そんな漠然としたイメージからスタートしました。

コンセプトは”旅に出たくなるボストンバッグ”

旅に行くから鞄が欲しくなるのではなく、かっこいい鞄があるから旅に出たくなる。逆説的にそう感じてもらえるようなボストンバッグを目指しました。

鞄の名前になっているキーワードは”Wander lust (旅への強い憧れ、放浪癖、旅心の意)”です。

取り回しの良い柔らかさと荒々しく使ってもヨレないタフさ、剛柔併せ持ったデザインに設計しようと考えていました。

やっぱりボストンバッグだとたくさん荷物を詰め込めてしまうが故にずしっと重くなるだろうから、取手はしっかりしていて肩掛けでも使えた方が良いよな・と逆算して考えています。

老若男女に受け入れてもらえるよう変にデザイン性を詰め込みすぎないことを意識しました。

本体はネブラスカを使って、貪欲に革を積み重ねて補強していく。底擦れに耐えうる補強革、幾重にも重なりあった取手付近の根革なんかはスマートな見た目とは違って泥臭さを感じる工程で仕上げています。

一見するとよく分からない組み方をしているショルダー取り付け部分。この鞄を考えるにあたって一番時間と頭を使ったのはこの部分です。

自然の流れに任せてファスナーがラウンドしていたり、柔らかく感じるけど剛性のある無理のないフォルムを目指して何度も細かい修正を施しました。

ギボシ留めで簡単に取り外すことができてファスナーの間口が広がるので、荷詰めの際に重宝します。

またショルダーストラップの受け金具も兼ねているため、すっきりとまとまった構造の中にギミックも感じていただけるかと思います。

日常の使用シーンでどこかに置いてゆっくりと荷物を取り出せれば良いのですが、持ち歩いていてそうもいかない時に外付けのポケットは重宝します。

スマホやパスケース、パスポートはこちらに収納可能です。

長くご使用いただけるよう、どかっと地面においても耐えられる頑強な作り。底マチがパツっと張っているのは底板と底ビョウを標準装備しているからです。


こんな方におすすめ

革鞄だから大切にしなければいけない!と思うことも重要ですが、それ以上にどんどん使いたくなる鞄を目指して形にしました。

ラフだけど品のある顔立ちなので出張などのビジネスシーンでのご使用もおすすめです。

革鞄を初めて使った時のワクワク感を思い起こさせるような、映画の主人公になったような、そんなボストンバッグに仕上がったのではないかと思います。

この鞄を連れてどこかに行きたい!そう思って使っていただけたら嬉しいです。

 


オンラインショップはこちらから

ワンダーボストン / FT-13

本企画は店頭、オンラインショップ共に受注生産期間は8/16(日)までとなります。