SN バックルベルト

2020. 10. 15

本日、ご紹介させていただくのはオープン記念として数量限定で販売しているこちらのバックルベルト

特徴は何と言ってもこのバックル部分

私の友人であり、現在はイギリスを拠点として活動している金工作家 / 中島 真太氏と共作でデザインしています。

主に植物の種や実からインスピレーションを受けた器や装飾品を製作し、作品として発表している中島氏。作品の持ち味を活かしつつプロダクトに落とし込めないかと一時的に日本に帰国している彼に製作提案をして実現しました。

 

鍛金と呼ばれる技法を用いて槌で一打一打叩き、手作業で表情をつけています。丁寧で繊細な表面処理、それでいて近くで見ると抑揚のある凹凸がクラフトマンとしての質の高さを物語っています。

裏側には中島氏の刻印とともに表面より深い槌目がついており、既製品では中々ない心使いもまた粋です。

大きさは900mm×350mm

ピンバックルとしてはやや大きめに、着けた際に表情が際立つようなサイズ感で製作しています。

先端に行くにつれてシャープなフォルムはピン幅より低い場所に奥行きを設定する事で着けた時に外れづらく、それでいて重さを軽減する効果もあります。ピンがややくの字に曲がっていることもベルトとしての使い勝手を考慮した設計。

身に着ける物である以上出来るかぎり軽く作り、PLANTの理念でもある経年変化をして長く使える素材という観点から錫合金を選定しました。

スズという金属は抗菌作用もあり清潔感のある見た目から食器やコップなどで多く使われている人気のある金属。バッグのショルダー部分などの荷重のかかる場所で使うには柔らかくて不向きですが、一定の場所に留める機能としては必要十分な素材。普段は真鍮金具を主に使っていますがこちらを採用しました。

革はアラスカレザーを表裏で二枚貼りしています。鈴合金の白っぽい銀色がアラスカのワックスの乗った色味とマッチしており、二枚貼りして縫い合わせる事で強度を保ちつつ伸びを抑制する効果があります。

そのため、革の厚みは3mm前後。幅は3cmとゴツくも弱々しくもないバランスで仕上げる事が出来ました。使い始めはベルトループに通すのにコツが入りますが段々と馴染み、愛着を持ってお使いいただけるかと思います。

 

サイズはS,M,Lの3サイズ展開ですのでユニセックスでお使いいただけます。

SN buckle belt / BE-4013

 

中島 真太氏の活動、作品も下記URLから是非ご覧下さい。

独特で類を見ない作風に引き込まれます。

shintanakajima.com