キルティングレザースリーブ / Field tools 2026
2026. 06. 21
Field tools 2026
今年も昨年に引き続き6月から”Field tools”企画をスタートします。
本企画は日々制作しているプロダクトよりも自由な発想で特定の用途に根差した革の道具をスタッフ全員で考えてみよう、といった企画です
6月下旬から7月中旬の二部に分けて全18型をリリースしていきますので是非ご覧いただけましたら幸いです。
今回は作り手鞍野の制作したキルティングレザースリーブをご紹介させていただきます。

キルティング柄が目を惹くスタイリッシュなPCスリーブケース。
14インチ用と16インチ用の2サイズ展開でご用意しました。
試作のきっかけや工夫したポイント

街中を見ているとノートパソコンを持ち歩く人がたくさんいます。でもパソコン自体が重い分、軽量な布製のスリーブケースを使っている方が多いように感じます。
だったら多少重くても革でスリーブケースを作ってみたら面白いんじゃないかと思って試作に取り掛かりました。

・PCを傷付けないように金具を使わないこと
・鞄に収納しやすいように持ち手を付けずに引っ掛かりのないフォルムにすること
・PCの角だけでなく、面に対してもしっかりと保護すること
試作の際にこの3点を意識して考え始めました。

しっかりとPCを保護するためにフラップをつける→クッション性が欲しかったので中に低反発スポンジを挟む→スポンジのズレを防ぐためにキルティングのステッチを入れよう!とまずはアイデアを積み重ねていきました。

構造としては鞄に入れた際、雨などの水濡れからPCを守るために帯にフラップを差し込むものを考えていました。ですがキルティングが主役になるだろうからフラップでそれを隠すのは勿体無い!ということで直接PCを差し込めるシンプルな構造に落ち着きました。

最初は縫いやすさ・作りやすさを重視してダイヤ柄で試作していました。試作をミーティングで見せた時に”ひょうたん型みたいな他のパターンも見てみたい”という一言があり、そこから良い塩梅の柄を探し出すのに苦労しました。それに加えて柄の大きさ(倍率)によっても印象が大きく変わるので、何度も画用紙にパターンを書き写してバランスを探りました。盤面が大きくキルティングの柄が主役になる商品だったので、バランス感にはとてもこだわっています。

スポンジを入れるのには重さや厚みも課題でした。試作段階では本体の表面にネブラスカを、内側にライニング革を贅沢に使用しているため、どちらも薄く漉いているとはいえ、結構な重さになってしまったのも試作してから分かったことでした。


そこで斎藤さんからの提案で内張りのライニング革を人工スエードに変更することで、軽量化とスエードの起毛感でPCの保護力も向上しました。
こんな方におすすめ

キルティング柄を顔にしたかったので、作りはシンプルで無駄のないものを心掛けました。マチを作らず、フラットな作りにしたことでゴツい印象がないのもポイントです。
ヘリ巻きを施すことで保護力を向上させつつ、コバ面を見せないことで革特有のクラフト感を無くし、モダンな印象も持たせています。金具のないオープンタイプなのも特徴的で、PCを出し入れしやすいラフさも魅力のひとつです。

ファブリックではよく見るキルティング柄も、レザーで再現するとここまでスタイリッシュになるものかと自分でも驚きと感動でした。小脇に抱えて街中やカフェ、職場を闊歩しているみなさんの姿を私はにやにやしながら想像しています笑
機能面だけではなく、見た目にもこだわりたい、誰とも被らないPCスリーブをお探しの方に是非おすすめしたい商品です。
オンラインショップはこちらから
本企画は店頭、オンラインショップ共に受注生産期間は8/16(日)までとなります。