アモショルダー/ Field tools 2026
2026. 07. 29
Field tools 2026
今年も昨年に引き続き6月から”Field tools”企画をスタートします。
本企画は日々制作しているプロダクトよりも自由な発想で特定の用途に根差した革の道具をスタッフ全員で考えてみよう、といった企画です
6月下旬から7月中旬の二部に分けて全18型をリリースしていきますので是非ご覧いただけましたら幸いです。
今回は店主斎藤の制作したアモショルダーをご紹介させていただきます。

アモボックスをモチーフにした箱型ショルダーバッグ。
試作のきっかけや工夫したポイント

店頭で備品として置いているヴィンテージのアモボックスをモチーフに、箱型のショルダーバッグを作れたら面白いのではないかと思い試作を始めました。

定番品として販売しているボックスショルダーやキューブバッグなど、箱型を模した鞄はこれまでも作ってきましたが、アモショルダーは開閉も構造も新しいアプローチで制作しようと決めました。

かぶせと本体がセパレートされた完全な箱型。かぶせのついた基本的な鞄の形とは異なる特殊な構造にしたのは、開閉のアクションも楽しめるように設計したかったからです。パクッと本体を覆うように閉じる姿がはんごうや曲げわっぱのように感じるのも面白いところだと思います。

また、普段の制作物だとミシン縫いをして立体を構築しますが、こちらの鞄は長い革紐を編み込むようにしてフォルムを形成しています。
これは工芸品のようなテイストを出したかったのと、かぶせの開閉がしやすいよう補助的に本体を繋ぐ役割をするため。肩掛けした状態でかぶせ上部の取手を引き上げることで本体収納にアクセスし、そのままかぶせを抑えることで閉じるといった使い方自体が印象深くなる構造をとっています。

革紐で本体を繋ぎながらショルダーストラップもシームレスに兼用しています。
ショルダーの長さは紐の結び目を変えることで調整できるようにしており、細かい部分ではありますがこういったところにも手仕事・工芸的な要素を取り入れているのがポイントです。


あくまで金具を使わずステッチなどの装飾も最低限にしたのは、なるべく軽量に仕上げつつ革の質感や素材感を感じて欲しかったから。
本体収納はA5サイズ代とコンパクトな大きさで、長財布やポーチなど普段使いに必要な容量を確保しています。
こんな方におすすめ

箱型のショルダーバッグは堅牢な素材だからこそ形になる、革ならではのフォルムだと思います。
使っていくことで少し傷がついて・馴染んでを繰り返して味わい深いものになっていくように、装飾も最小限に革素材自体を楽しめるものに仕立てました。
特殊な構造ですが、直感的に使えるプレーンな仕様も相まってファースト革鞄にお使いいただくのにおすすめなショルダーバッグです。
オンラインショップはこちらから
本企画は店頭、オンラインショップ共に受注生産期間は8/16(日)までとなります。