年末企画”ハバナ”
2025. 11. 19
2025年の締めくくりとして年内最後の企画”ハバナ”を11/22(土)からスタートします。
今回は幅広く色合いを楽しめるよう5色展開でご用意しました。ハバナならではの質感を生かしたサンプル品・定番品を店頭にてリリースいたします。

イタリア/トスカーナ州に位置するバダラッシィ・カルロ社の製造するバケッタレザー。
フランス産の雌牛のショルダー部分を下染したものを濃茶染料のピット槽に浸けて二度染加工を施しています。
鮮やかな色彩の上に黒雲が被さったような奥行きのある配色となっており、人の意図ではない水の力によって偶発的に配された色模様は歴史を重ねた古色・アンティークの風情を纏っています。使い初めから使い込まれた雰囲気を備えたヴィンテージ感のある風合いが特徴のシュリンクレザーです。


【アケロ(Acero)】
イタリア語で”楓”の意。
季節の移り変わりで紅葉が色を変えていくような様子を革の表情として落とし込んでいます。赤茶と焦茶が混じり合ったような独特な色調は他の革では見られないハバナレザーらしい風合いとなっています。



【エルバ(Erba)】
イタリア語で”草”、”ハーブ”の意。
本企画のレパートリーの中で最も濃淡の幅が大きいエルバ。黄色と緑が複雑に混じり合う様子はまるで葉脈のような模様に感じます。革の筋(トラ柄)や凹凸のはっきりとした表情豊かな風合いです。


【ラピス(Lapis)】
“ラピスラズリの原石”の意。
暗い色調の中にぼんやりと光っているかのような緑青色。床面(革の裏側)の鮮やかな色味との対比も印象的に映ります。
光の当たり具合によって色の見え方が変わる繊細なニュアンスがラピスの特徴の一つです。

【ポルポラ(Porpora)】
イタリア語で”巻貝由来の古代色”の意。
重厚かつ気品を感じさせるワインレッド。古代ローマでは皇帝の衣装や地位を示す色だったそうです。
ネーミングセンスも含めてバダラッシィ・カルロ社の狙いや革に対しての想いが窺える仕上がりです。

【アントラクト(Antracite)】
イタリア語で”無煙炭”、”艶のある薄墨色”の意。下染めの墨黒にもやがかった焦茶が乗ったような、ほんのり茶色味のあるダークグレー。
5色の中では一番おとなしい色合いですが、その繊細な墨黒の中に映る濃淡は最も大人な色味に感じます。
【販売方式に関しまして】
ハバナ製品は現品販売および期間限定で受注生産を承ります。
アトリエショップのみで11/22(土)13:00から販売開始いたします。12月にかけて在庫を追加生産いたしますが、オンラインショップへの掲載は販売状況により未定となりますのでご容赦ください。
・受注期間について
11/22(土)、11/23(日)、11/24(月)の3日間のみ受注生産を承ります。※革の在庫状況により、販売予定数に達しましたら早期終了する場合もございます。
ハバナの受注生産品のお届け納期に関しましては2026年1月の上旬から順次出荷予定となります。
サイズ変更やフルオーダーは不可とさせていただいております。また、構造によってお受けできない内容もございますのでご了承ください。
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遠方のお客様につきまして、受注生産・現品在庫のご希望はお電話もしくはメールからお問い合わせ下さい。(11/22の13:00から順次対応させて頂きます。)