フォールドポーチ / Field tools 2025
2025. 06. 23
Field tools 2025
今年から新たに”Field tools”と題した企画をスタートします。
フィールドと聞くとまず野原だとか野外といった意味を思い浮かべる方が多いかと思います。
もちろんアウトドア的な要素もありますが、領域・分野といった特定の環境を意味する言葉でもあり、本企画では日々制作しているプロダクトよりも更に自由に・特定の人に刺さる製品をスタッフ全員で考えてみよう、といった企画です。
6月後半から7月前半まで4週にかけて数型ずつリリースしていきますので是非ご覧いただけましたら幸いです。
今回は作り手幹太の制作したフォールドポーチをご紹介させていただきます。
起こし金具が特徴的なふんわりと柔らかい立体ポーチ。
紙袋をイメージして制作したということで完成までの流れを聞いてみました。
完成にいたるまで
初めはマチ付き封筒をイメージして作っていたので、開閉にも紐を使ったポーチを考えていました。
試作をしていく中でどんな紐を使うか?紐を留めるところはどうしようか?と色々悩んで最終的に使い勝手や強度のことを考え、紐を使った開閉は厳しいと思い断念しました。
そこで金具を使った開閉方法に切り替えました。元々留め具は後ろに付けようかと考えていたので、そこから右往左往している時に先輩の鞍野さんから”正面に金具があっても可愛いんじゃない?”と言われ、また試作してみると今まで凝り固まっていたものが消え自分でも”いいじゃん!”と思うようになりました。
金具は以前から好きだった起こし金具を使用することに決めましたが、そこからも閉めた時の前後面のズレやおさまりの悪さに四苦八苦しました。
4つくらいサンプルを作ってようやく今の完成形が出来上がりました。前面と後面の高さやカットの仕方を変えることで、閉めている時により一層紙袋のように見えるところにこだわっています。
試作時に苦労した事・工夫したポイント
英語で【FOLD】・・・折る、畳むという意味からフォールドポーチと名付けました。
紙袋をイメージしたポーチになっていて、中身を入れていない時は折り畳めて鞄の中でも嵩張らずに入れておけるところがポイントです。
起こし金具を使用しているのでスムーズに開閉でき、前面口元のくり抜きにより開けた時に指を引っ掛けてガバッと口を広げられます。
マチが内側に折りたたむようにクセをつけているため見た目よりも収納力があり、シビラボックスのしなやかさありきの作りになっています。
僕自身、普段使いとして常備薬・ハンドクリーム・リップクリーム・イヤホン・エコバッグ等を入れて使用しています。
一見レディースに見えるかもしれませんが、男女問わず使っていただければと思います。
中身が少ない時も折り畳むことで嵩張らずに鞄にしまえるので、普段ポーチを持ち歩かない人にもおすすめです。
普段からポーチを持ち歩く方にも鞄の中身が整理しやすいですし、たくさん入るので旅行用ポーチとしてもいかがでしょうか?
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店頭では先行して企画全12型販売中。オンラインショップは毎週更新していきます。
販売・受注生産期間は8/17(日)までとなります。