About
Concept
PLANTは東京/蔵前を拠点としたレザークラフトブランドです。
"Plain and natural"をコンセプトにシンプルで流行にとらわれない長く使っていただける製品作りを目指しています。
使い古した革鞄には独特の雰囲気があり、その時代ごとに長く使われてきた意味を持っています。そんな経年変化の魅力を伝えるため、天然皮革の持つ本来の風合いを最大限に活かした革製品をひとつひとつハンドメイドでお届けしています。
PLANTの製品が常に手元であなたの日常を記録するものとなり、それが新たなヴィンテージとなることを願っています。
※ 工房と店舗を併設したアトリエショップでは長くお使いいただくために当ブランドの製品を対象とした糸ほつれや金具の摩耗などの修理・交換をアフターケアとして行っています。
また、定番品をベースとしたカスタムオーダーも承っています。内容を加味した上でお見積りいたしますので、問い合わせよりお気軽にご相談下さい。
About leather
PLANTで使用する革は主にイタリア/トスカーナ州サンタクローチェの歴史あるタンナーで生産された植物タンニンなめしの革を厳選しています。
不均一な色の移り変わり、キズやシワといった表情、使い込む中での変化は革となってなお生命としての力強さを感じさせ、これらを美しさと捉えて使用しています。
植物タンニンなめしとは、植物の幹や樹皮に含まれる「タンニン」という天然物でなめされた環境にとても配慮された製法です。様々な植物天然タンニンを用途に応じて配合し、そのタンナーの独自の脂を加えることで、時には靴の革底のように力強く、一方ではバッグで使われるようなしなやかさを出すことができ、様々な用途に合わせて仕様を変えていきます。
タンニン革の特徴はその丈夫さですが、一方革に含まれるタンニン成分が日に当たると焼けて色が変わるのと、水を通してしまうということでデメリットもあるデリケートな素材になります。しかしこの傷や変色や経年変化自体が天然物の印であり、環境に配慮された手法で製造されている証でもあります。しっかりとケアをしていれば数十年単位で使い続けることが可能です。使い方やその人の手の脂、ケアの方法で色合い・艶が唯一無二の存在に変化していきます。
BULGARO / ブルガロ
魚油を中心としたバケッタ製法で作られているオイルを多く含ませたスムースレザー。
銀面は滑らかで光沢感がありクラシックかつ高級感のある雰囲気を持っています。
肩部分のキメの細やかな繊維を使用しているため、ハリとコシがありながらしなやかさを併せ持つ強度のある革です。
使うにつれ艶が出て手や体に馴染むのが実感しやすいのが特徴です。
NEBRASKA / ネブラスカ
基本的な性質はBULGAROと同じバケッタ製法で作られているシュリンクレザー。
対照的なのはドライドラムで加工し柔らかさを与える事で吟面にシボと呼ばれる折れ皺が表れていること。
シボの細かさには個体差があるため裁断する場所によって製品となった際の表情が異なります。
TWIST / ツイスト
シュリンク、ヌバック、ウォッシュ、プルアップ、ワックスの5加工を施している多くの手間を掛けられたイタリアンレザー。
トラ、皺、血筋、ワックスの白い模様など一枚の革の中に様々な表情が混在している個性的な革です。
1枚ずつ個体差が大きいため裁断する場所によって製品となった際の表情が異なります。
NEBRASKAと比べ、より落ち着いた質感でしっとりと柔らかいのが特徴です。
TENDER / テンダー
バケッタ製法で作られた厚みのあるスムースレザー。
銀面はBULGAROと同様に滑らかで光沢感のあるしっかりした質感です。
元の厚みは3.6mmあり、この厚みの革を作るには世界中でもフランス産の特別な大きい乳牛を原皮とする必要があります。
PLANTではショルダーやベルト部分、要所の補強に使用しています。