エイジング / マルシェバッグ(ツイスト-ブラウン)

2020. 12. 8

PLANTでは数種類の植物タンニンなめしの革を商品の特性に合わせて使い分けています。

革ごとに硬さや質感などそれぞれ特徴が異なりますが、本日はその中でも特に経年変化を感じられるツイストレザーを使用したマルシェバッグのエイジングをご紹介します。

Marche bag / HB-301

写真左がマルシェバッグのブラウンを4ヶ月ほど使用した物です。

写真右の新品と比べて色味が大分濃くなり形も綺麗にストンと落ちています。取手も握ることで手の形にフィットしてきました。

制作時に折り癖を付けて成形しているのでマチにエッジがついています。新品時でも十分柔らかいのですが段々荷物の形に馴染んで丸っこい形に。

底の縫い合わせも荷重で沈み徐々に自立するようになります。折りたたんで持ち運ぶこともありくしゃっとした表情に変化しました。

フラットな状態で置くと全体的にやれてきているのがわかります。取手と底がぐにゃっと開いてきました。

 

ツイストレザーはやや起毛させた素材なので新品時はマットでアンティークな雰囲気のある仕上げです。使っていく中で体や周囲の物と擦れて内部のオイルが反応して艶が出てきます。

ちなみに一度オイルメンテナンスするとすぐに起毛が馴染むので好み次第ではそれも良いかと思います。ただしオイルの塗りすぎは柔らかくなりすぎたり変形の原因になりますので程々に。

雨に打たれてもそのまま使い続けたりぐしゃっと丸めたりと大分ラフに使いましたが、まだまだエイジングが楽しめそうです。恐らくダークブラウン程の濃さになるのではないかと。

こちらの経年変化の例が参考になりましたら幸いです。

またエイジングサンプル育ちましたらご紹介します